雪形
田舎日記 2020.05.19
雪形とは山腹に岩肌と積雪が織り成す模様を人が何かの形に見立てて、名付けたものであり、昔から農事歴として農作業開始の目安として用いることが多かったといわれるものです。宮田村の西にそびえる中央アルプス宝剣岳南側の極楽平付近には田植えの時期になると“島田娘”といわれるもの、また“種まき爺”といわれるそれぞれの雪形が姿を現します。
今年は積雪が少なかったせいでしょうか?5月の連休前にはそれぞれの雪形が姿を現しました。宮田村では先週あたりから田植えが始まりましたので若干ずれてはいますが、変わることのない自然、そして先人たちの知恵には驚かされるものがあります…。